[2008/3/11]
山下 宗佑くん(筑波大附駒場) 東京大学 理科三類進学 [慶應義塾大学 医学部・医学科 合格]
 ※2008年3月11日東大発表の翌日、山下君がGNOBLEに報告に訪れてくれました。早速、話を伺いました。
理Ⅲ受験を考えた理由
中山: 理Ⅲ合格おめでとうございます。本番の手応えはありましたか。
山下: 本番では英語も数学も難しく感じたので、本当にうれしいです。
中山: 山下君は昨年もGNOBLEに通ってくれてました。それで理Ⅱに合格でしたよね。 ※昨年度の山下君の「声」今年の「声」
あらためて理Ⅲ受験を考えたのはどんな理由からですか。
山下: 理Ⅱからも医学部には行けるのですが、ごく少数で厳しいのです。
ずっと懸命に勉強しなくてはならないじゃないですか。
3年生になったら専門の勉強は忙しくなるので、それまでは勉強以外にも有意義に時間を過ごしたかったので理Ⅲ受験にしました。
中山: 去年は、理Ⅲ受験は考えていなかったのですか?
山下: 医学部受験を決意したのは、東大に入ってからなんです。
文化祭に燃えた高3秋
山下: 現役のときは学校の文化祭に情熱を燃やしていたので、自信もあまりなく、それで理Ⅱにしました。
GNOBLEもよく遅刻して、秋好先生や宮本先生にはご迷惑おかけしました。
宮本: 遅刻してもGNOBLEにはがんばって来てくれましたね。
問題演習のときはよく集中していたし、授業後にはよく質問にも来てくれましたが、その質問がとても具体的で感心していました。
山下: 宿題をやりきれてないこともあってすみませんでした。
文化祭では忙しい役を担っていて、それに筑駒の人は「追究したがり」が多くて、やるときには本気になるんです。
それで僕も文化祭を優先していました。
東大に通い始めて湧いた医学分野への興味
本原: 理Ⅱに入ってから、あらためて医学に興味を持つようになったのはどうしてですか。
山下: 大学の授業に出てから、自分の興味がそっちにあるって気付きました。
もともと物理とか、数学は好きな科目ですけど、1+1=2とか、平行線は交わらないとか、「公理」と人間の意識や思考との関係に興味が湧きました。
ですから脳科学を研究したいと今は思っています。
再びGNOBLEに通って理Ⅲ受験
中山: 山下君は現役でも東大に合格していますし、授業でもはじめから実力があるとの印象を持っていましたが、理Ⅲ受験でもGNOBLEで本原先生と私の授業に通おうと考えたのはなぜですか。
山下: 自分では英語は弱点だと思っていました。
それで、授業のやり方を変えたくなかったし、やはりGNOBLEのやり方が気に入っていたので通うことにしました。
勉強をするのは自分ですけれど、GNOBLEの先生が選んでくれる教材で勉強するのは安心感がありました。
それに、信頼できる先生が持っている「考え方の軸」を自分で作るのは大変です。
そういうことは先生に教わることが大切だと考えたのです。
僕は数学や物理みたいに没頭して考えるのが好きですけれど、英語の場合、文章全体を客観的に見るためには少し距離をとることが大切だと思うのです。
そのような距離のとり方を習えたのはよかったです。
後輩へのアドバイス
本原: 後輩へのアドバイスをお願いできますか。
山下: まずは自分の実力を冷静に見ることだと思います。
その上で、効率を考えながら勉強を進めていくのがいいと思います。
この分野では先に進むためにまず基礎知識を押さえておかないといけない、この単元は応用問題にどんどん取り組んで得点源にしよう、というように自分で考えて勉強をするのがいいと思います。
宮本、本原、中山: どうもありがとう。そして、本当におめでとう。これからの活躍を期待しています。