少し周りを見渡すだけでも、世の中には実にさまざまな生き物がいます。
高校生物では、そうした生き物の姿だけでなく、体の中で働く分子、生き物同士の関係、そして長い進化の歴史までを学びます。
生き物の世界をさまざまな角度から見ていく、とても魅力的な科目です。

一見ばらばらに見える内容も、「相互作用」や「進化」といった視点から眺めていくと、少しずつつながりが見えてきます。
その学習は、ストーリーを読み解くようでもあり、構造を捉える論理パズルのようでもあります。

「生物は暗記科目」という印象を持っている人もいるかもしれません。
もちろん覚えることもありますが、それはあくまで一つの側面にすぎません。
しくみやつながりが見えてくると、生物はぐっと面白くなります。

授業では、図を描いたり身近な例を挙げたりしながら、イメージを大切にして説明することを心がけています。
たとえばウニの発生で登場する「桑実胚」は、その名の通り「桑の実(カイコが食べる、あの桑です)」に似た形をしています。
こうした具体的なイメージを手がかりにすると、難しい内容もぐっと理解しやすくなります。

皆さんと一緒に、生物の面白さや発見を楽しみながら、学ぶこと自体が楽しくなるような授業をつくっていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。