「数学を学んで将来なんの役に立つのか」という疑問をよく聞きます。
しかし私は、数学こそ社会に出てから役に立つ教科だと考えています。

数学の問題を解くためには、公式・定理のインプットだけでなく、自分の知識や経験から類推し、適切なアウトプットを行うことが必要となります。
また、その過程では計算の処理能力や論理的思考力といった多岐に渡る力が要求されます。
このプロセスは、社会で広く行われている「問題解決」のプロセスによく似ています。
自分の知識や経験から問題点を考え、予想し、身についている自身の能力を用いて解決していく。

数学という教科では、問題を解くことで、このプロセスを簡単に、そして何度も追体験できます。
そうして培った経験は、社会に出てからも問題解決の際に非常に役立つと考えています。

授業では、数学を楽しみつつ、問題解決のエッセンスをお伝えできるようにしたいと考えております。
よろしくお願いいたします。